安倍首相は、10月24日に開会した臨時国会で、衆参両院の本会議で所信表明演説を行った
=写真、首相官邸HP。
既に群馬県の中小企業で働くベトナム人の事例を挙げ、「日本人と同等の賃金」を、新たな在留資格「特定技能」の 法案審議で重要視していく考えをにじませた。
【安倍首相「外国人材」に関する所信表明要旨】
一定の専門性・技能を有し、即戦力となる外国人材を受け入れる。
入国管理法を改正し、就労を目的とした新しい在留資格を設ける。出入国在留管理庁を新たに設置し、受入企業の監督に万全を期す。社会の一員として、その生活環境の確保に取り組む。さらに、日本人と同等の報酬をしっかりと確保する。
半年前に来日されたばかりの、ベトナムのクアン国家主席が先般お亡くなりになられた。心から御冥福をお祈りします。
来日の際訪れた群馬の中小企業では、ベトナム人の青年が日本人と同じ給料をもらいながら、一緒に働いていた。そのことをクアン主席は大変うれしそうに、私に語ってくださった。
「彼にとって、大きな誇りとなっている」
これは、私たちにとっても誇りだ。世界から尊敬される日本、世界中から優秀な人材が集まる日本を創り上げていく。